一人暮らしを始めたばかりで、掃除を始めるにあたって「どこから手をつければいいのか」と悩んでいませんか?
掃除の世界にも「上から下へ」という鉄則があり、この基本に従いながら一歩一歩進めていくことが大切です。
この記事では、特に一人暮らしをしている方に向けて、効率的な掃除の進め方と、掃除を始める前に準備しておくべき必需品について解説します。
さらに、特に注意が必要なトイレやお風呂場など、各部屋別の掃除の順序についても詳しくご紹介します。
新生活のスタートにあたり、この機会に部屋全体をすっきりとさせてみませんか?
一人暮らしにも欠かせない掃除アイテム
一人暮らしでは、部屋が散らかっていても誰からも注意されることはありません!
その結果、掃除を始めるにしても、必要な道具が手元にないということがよく有ります。
掃除をスムーズに、効率的に行うためには、まず適切な掃除道具を揃えることが大切です。
掃除用品は100円ショップでも手に入るので、低予算で必要なものを揃えることが可能です。
ここでは、一人暮らしにおける掃除の必需品をご紹介します。
- 雑巾:2~3枚
- バケツ
- 掃除機
- 粘着シートクリーナー
- ハンディモップ
- フローリングワイパー及び専用シート
- メラミンスポンジ
- ゴミ袋
- ゴム手袋
- 洗剤
これらは一人暮らしで掃除をするにあたって基本となるアイテムですが、部屋の大きさや掃除のスタイルによっては全てが必要ではない場合もあります。
例えば、掃除機がない場合は、粘着シートクリーナーやフローリングワイパーで代用可能ですし、バケツについても代替品があれば購入する必要はありません。
大掃除を計画している場合は、バスルームやトイレの専用清掃用品も忘れずに準備しましょう。細かい箇所の清掃には、使用済みの歯ブラシやつまようじが意外と便利です。
洗剤に関しては、重曹とクエン酸をお勧めします。これら二つがあれば、様々な清掃作業に対応できます。
手間を省きたい場合は、市販の住居用洗剤、バス用洗剤、トイレ用洗剤、食器用洗剤、カビ取り剤など各用途に合わせて準備すると良いでしょう。
これらの準備を整えれば、一人暮らしの掃除もぐっと楽になります。
掃除のコツ「上から下へ」と「奥から手前へ」
掃除用品を揃えた後は、次は掃除の手順をしっかり覚えましょう。
掃除の事前準備は整理整頓から
散らかった部屋では、掃除に入る前に片付けることが大切です。
「上から下へ」「奥から手前へ」というのは、掃除を効率よく進めるための基本ルールです。
下の方から先に掃除してしまうと、上の部分を清掃する際に落ちてきたほこりやゴミで再び汚れてしまい、作業が二度手間になってしまいます。
掃除する際の順序としては、高い位置にあるもの(天井、壁、窓、棚)から始め、テーブルや床へと進めていくのがベストです。
ただし、スペースが限られた一人暮らしの部屋では、一度に大量のほこりが舞うことがあります。
掃除を一気に行う際は、棚の上の飾り物などのほこりを払い、クローゼット内や別の部屋へ一時的に移動させ、窓を開けて空気の流れを作りながら掃除を行うと良いでしょう。
天井や壁のほこりは、フローリングワイパーにドライシートを装着してさっと拭き取ります。
棚の上のほこりは、ハンディモップを使って除去し、その後はテーブルを拭き、最終的に床の掃除に移ります。
床掃除には、絨毯やラグは掃除機や粘着シートクリーナーで、フローリングの場合はフローリングワイパーや掃除機を使用します。
掃除は部屋の奥から入り口に向かって進めるのがポイントです。
この方法で掃除を進めれば、効率的かつ時間を節約しながら、清潔な空間を保つことができます。
掃除前の一歩!不要なものは思い切って処分
大掃除を本格的に行う際は、単に掃除だけではなく、不用品の整理も心がけましょう。
ゴミだけをを捨てるのではなく、家の中を見渡して不用品を見つけ出すことが大切です。
要らない物や使っていない物が溜まっていると、たとえ部屋が表面上綺麗になっても、部屋の雰囲気はすっきりしません。
物を減らすことで、部屋全体が整理され、清潔感が増し、その後の掃除の成果もぐっと良くなります。
整理のコツ!必要、不要の見極め方
片付けを始める際には、何が本当に必要で何が不要かを明確に選別することが重要です。
特に、物を捨てるのが苦手で不必要なものまで溜め込んでしまうタイプの人は、物を減らすのが一見難しく感じるかもしれません!
そんな時は、「今使っているかどうか」「今後使う予定があるか」を基準にしてみましょう。この基準を用いることで、より合理的に物の選別ができるようになります。
また、不用品を一度に片付けようとすると、逆に部屋が乱雑になり混乱してしまうことも。
そのため、まずは小さな引き出し1つなど、取り組みやすい場所から始めるのがおすすめです。
このように物を減らすことで部屋にスペースが生まれ、結果として片付けや掃除がしやすくなり、清潔で整理された部屋を維持することができます。
大掃除、効果的な場所の進め方
一人暮らしの住まいは、1Rから1LDKの間取りが一般的です。
ファミリー向けの物件に比べると、空間も限られており部屋数も少ないですが、それでも生活する中で物が増え、汚れが蓄積していきます。
一人で全てを管理し、清掃するのは思った以上に大変な作業です。
水回りから始める掃除の手順
まず水回りをきれいにしてから、部屋の「奥から手前」に向かって掃除を進めるのが基本的な流れです。
しかし、普段から掃除に慣れていない場合、始めてみてその大変さを実感し、中途半端に終わらせてしまうこともあります。
そこで、小さなスペースから手をつけ、時間をかけずに済む場所を選んで始めることをお勧めします。
この方法で、掃除に対する小さな達成感を味わい掃除への意欲を高めましょう。
特に、掃除の出発点として玄関を選ぶことをおすすめします!一般的には掃除の最後になることが多い玄関ですが、一人暮らしの玄関は狭く、掃除した効果がすぐに感じられるためです。
靴が多く出しっぱなしになっている場合は、必要最低限のものを残し、後は収納へ。
収納スペースが足りない場合は、靴の数を減らすことも考えましょう。
その後は、廊下やトイレ、バスルーム、洗面所、ユニットバス、キッチンなど、狭いスペースに着手します。
これらの場所は間取りや物件の広さによって、どこが最も掃除しやすいかが異なりますので、自分の住まいに合わせて計画を立ててください。
一人暮らしの部屋では、居室が最も広く物が多いため、掃除の最終段階で取り組むと良いでしょう。
計画的に進める大掃除のポイント
一人暮らしでも大掃除は、想像以上に時間や体力、そしてやる気が必要です。
部屋が狭いからといって、一気に全てを終わらせようとしても、予想以上に時間がかかり、一日では終わらないことも珍しくありません。結局は中途半端な状態で終わってしまうことも。
効率的な大掃除をスムーズに進めるためには以下の4つのステップを踏みましょう:
1. 必要な掃除道具を揃える
2. 部屋の整理整頓をする
3. 不用品を整理し、処分する
4. 実際に掃除を行う
大掃除を完了させたい日付を設定し、その日に向けて逆算して計画を立てます。
来客があるなど、限られた時間内で全ての掃除を終えるのが難しい場合は、どのエリアを優先して掃除するかを決めましょう。
全ての部分を掃除することができない場合は、特に来客が目にする可能性の高いエリア、例えば玄関、水回り、リビングなどを中心に行い、寝室やバスルーム、クローゼット内など、お客様の目に触れない場所の掃除は後回しにしても良いでしょう。